経ヶ岳1076m〜多良岳996m
                                           ’10321()

         記録 山ア欣治 

参加者

 CL野ア善則   永江忠之 山崎欣治 西岡 勝 田中信公  井上昌子

 SL林田哲郎   市丸積男    日高 沖 平野徹雄 川原康廣  新岡哲子

BL田中慶一郎 高尾秀人   山ア幸美 永吉悦子   西村美智子  七種テイ子

記 録

地球温暖化の影響か3月に入り、4月か5月の陽気になったかと思えば、寒波が襲来して真冬に逆戻りしたりと、寒暖の差に戸惑う日が多くなったように感じます。

 3月の月例山行は、「マンサク」を求めて経ヶ岳〜多良岳の縦走です。前日は強風雨の大荒れの天気で、山行当日の夜明まで強風が残り、果たして山の天気は、、、。今回の山行には、唐津駅から4名、鏡Aコープから14名の計18名の参加でした。唐津から相知・武雄を経由し、塩田のコンビニでトイレ休憩後、鹿島バイパスから国道444(しあわせ街道)に入り、平谷登山口に到着。CL野アさんの挨拶がありストレッチを行った後、登山時の事故防止について注意喚起があった。

 

8:12  平谷登山口発。Aコース12名、Bコース6名。

8:41 林道出合い。衣服調整をし出発。人工林の中の急登が続く。
9:00 馬の背。小休止後、自然林の中の稜線を行く。「千年樫」で小休止。平谷越近くの岩場は慎重に通過。
9:42 平谷越。天気は良いが、尾根に上がると強風で肌寒さを感じる。この後もこまめに衣服調整を繰り返す。例年だと平谷越から経ヶ岳山頂にかけてマンサクの花を楽しむことができるが、暖冬の影響か山頂直下に1本だけマンサクの花を見ることができた。
10:00  経ヶ岳。計画よりかなり早く山頂に着く。霜柱を見かけるので、気温もかなり低い。山頂からは、黄砂もなく360度の展望を楽しみ、記念写真を撮って先を急ぐ。急登コースをロープに掴まりながら慎重に降りる。


経ヶ岳山頂にて


10:43 中山越。笹岳の鞍部で小休止中、「笹岳には登ったことがないなあ。」と話していたら、、計画よりかなり早く通過しているからと、急きょ笹岳に登ることにする。登山口から急登で、10分程で山頂に着く。山頂は狭いが間近に経ヶ岳の特異な山容と黒木郷が見え、その先には大村湾が見渡せ、眺望を満喫。さらに西岳も登る。西だけ山頂は雑木が茂り、展望はなし。記念写真を撮り、腹も空いてきたので金泉寺への道を急ぐ。


経ヶ岳をバックに笹岳山頂にて 

12:0545 金泉寺。着後すぐ昼食。じっとしていると身体が冷えるので、上着を着込む。金泉寺は老朽化に伴う痛みが激しく改装工事が行われ、0911月に立派な本堂が出来上がったとのことですが、金泉寺には檀家がない事から改築資金は佐賀・長崎両県の地元の住民をはじめ、全国の有志からの浄財約7千万円で建設されていました。



新しい金泉寺


13:05 多良岳。国見岳に登る会員も。山頂近くでは、最盛期を過ぎているもののマンサクの花が散見される。眺望を楽しみ記念写真を撮って下山。登山道沿いにオオキツネノカミソリの若葉だ芽吹いている。

14:17 中山キャンプ場登山口。程なくしてBコース班も、金泉寺経由で下山し合流。経ヶ岳〜多良岳縦走で5座を登頂した人もあり、好天気に恵まれ楽しい登山ができました。

15:25 祐徳温泉で汗を流し、疲れを癒す。

16:25 祐徳温泉を出発。唐津までの帰りは、行きと同じコースで早めの帰着。


雲仙と諫早湾潮受け堤防(堤防内の水の色が濁っている。)


多良岳山頂にて


Bコース記録     6                                     記録 田中慶一郎

 8:15  男性2名、女性4名のBコース班。前後を男性で固め平谷登山口を出発。沢沿いにゆっくりと登る。

 8:46 林道に到着。Aコース班と入れ替わりに5分の休憩。この後は馬ノ背まで20分の登り、ガレ場に一汗。

 9:06 馬ノ背着。小休止。ここからは気持ちの良い自然林が続き、快適な歩きが続く。

 9:23 露岩を登る。展望岩の表示あり。本日初めての展望。青空が清々しい。

 9:43 先ほどからカシ、モミ、ブナ等の巨木の間を縫い歩き、千年樫を見、夫婦樅の樹の前で一呼吸。

 9:59 二つの岩場をロープで越えて、やっと来ました平谷越。休むことなく、イザッ、マンサク鑑賞へ!  クサリ、ロープで岩場を越えながら「マンサク」を探すが、影も姿もない?「どうした、何があった! 結局マンサクとのご対面できず。一同 ガッカリ、ガッカリ。

10:25 経ヶ岳頂上着。やはりマンサクは見当たらない。花があればゆっくり鑑賞し時間も潰せるが、さてどうする。時間はまだ早い!  地元の常連さんに聞くと、「あなた達で金泉寺までは90分位でしょう。」とのことで、急きょ予定変更を決議。20分の休憩後、金泉寺へ向け出発。

11:35 急な下りを、用心 用心で進み、やや遅れ気味ながら中山越に到着。本来ここから左折しキャンプ場への予定だったが、いざ直進で金泉寺へ。

12:05 笹ヶ岳登山口着。ここまで結構な上りが続き、ややくたびれ。この先も登り下りの繰り返し、岩場道とやや多難? 金泉寺手前で一休みしていると、大村高校の女子山岳部など次から次とグループが通り越す。金泉寺は賑やかだろうな。

12:55 新築なったお堂の横を通り、金泉寺着。やっと食事(一人ビール)にありつける。B班の予定帰着時間から逆算し、40分のお食事タイムへ。山小屋の管理人さんに確認すると、マンサクは2月の下旬でしたとのこと(ありゃー!

13:35 腹を満たし、いざ下山開始。下りは皆さん順調、順調。夫婦坂、幸福坂、千鳥坂と次々に続く坂を転げ落ち、みごと予定時刻ジャストにキャンプ場に到着。

14:30  下山口着。すでにA班は帰着済。(たまにはA班を待たせるのも悪くはないか?)マンサクには逢えなかったが、そこはまた次年の楽しみということに。お疲れさまでした。