忘年登山

冬枯れの穏やかな自然歩道                    ’10.12.20()

福智山香春岳  記録 市丸積男

[参加者]

CL折田 裕  市丸積男  西岡 勝   山ア幸美  永江忠之  瀬戸友子

SL林田哲郎  米倉敏明  菊川保則  上川淳悟  牧野勝支  永吉悦子

BL宮ア三郎  米倉暢子  新岡哲子  北島俊郎  田中信公   江口敏行

田中慶一郎

 

[記 録]

5:30 今回は北九州の山なので、集合場所が唐津駅と鏡Aコープ前となった。鏡Aコープから浜玉有料道路、前原有料道路、福岡都市高速、九州自動車道のアクセス。途中前原料金所手前で1名乗せ、19名のスタートとなった。         

7:00 古賀SAにて、トイレ及び会費徴収のため休憩。

7:22 小倉南ICより県道258号にて鱒淵ダムへ向かう。

7:35 ダムに到着。さっそく靴を履き替え、各自準備運動。

7:50 ABC班に分かれ出発。他の登山者も15名ほどいて、「途中、登山道が崩落した所もあるから注意してください。でも、歩くには問題ない。」とのことでした。

8:30 衣服調整。意外と始めは身体が慣れていないのできつく、小休止です。

9:30 山頂近くになると、23日前の雪がまだ白く残っていまし。

9:50 福智山山頂に到着。山頂は日当たりが良く、雪は残っていなかった。風が強く寒かった。ここでAコースのメンバー1名がBコースで行くことになり、Aコースのメンバーは5名になりました。

10:53 赤牟田の辻手前の防火帯を登る。今回の縦走一番の急登です。直線で急な坂道を登ること15分。疲れた。ちなみに「念仏坂」だそうです。



念仏坂を登った赤牟田の辻より福知山を望む

11:18 焼立山に到着。この辺はススキの原で、風が当たらないので気持ちが良い。朝食も早かったので昼食にすることになり、早めですが待ってました。

11:50 焼立山を出発。牛斬山へ向かう。




焼き立山からの牛斬り山までの防火帯の道

12:40 牛斬山に着く。ここで記念写真を撮り、五徳峠に向かう。道も滑りやすい。気をつけて下る。

13:30 下にガードレールの付いた舗装道路が見えた。ここが五徳峠だ。今から今日最後の山、香春岳に挑みます。しばらく行くと、ファミリーコースと岩登りコースに分かれる。私たちは岩登りに挑戦する。垂直に登るようなスリルの

ある岩場を登ること40分、山頂です。見晴らしの良い香春岳三ノ嶽でした。

   記念写真を撮り、ファミリーコースを下山する。

14:50 五徳峠に戻り、これからバスの待つ採銅所駅へ向かうが、なかなかバスの所に着かない。みんな足が速くなり、次第に小走りになる。まだ全員疲れていないのだ。

15:30 採銅所駅に到着。B班、C班のメンバーが長く待ったようだ。すぐ靴を履き替え、温泉に向け出発。

16:06 温泉・日王の湯で1日の汗を流し、帰路に向かう。

18:51 古代の森に到着。事故もなく、安全に登山ができたことに、メンバー及びスタッフの皆さんに感謝します。ありがとうございました。

 


 

 

 

 

[Bコース] 福智山〜赤牟田の辻〜牛斬山

               記録 永江忠之

5:45  Aコープ出発、晴天のなか北九州へ向う。

7:50 鱒淵ダム出発(ストレッチ及び危険予知ミーティング終了後)

8:15  福智山登山口から登山開始、年配の地元の方としばらく一緒に歩き話を聞く、香春岳はみんな個人の所有でいずれ採掘され、無くなるだろうと。

8:50  ホッテ谷分岐。

9:12  頂吉分岐。

10:20 福知山山頂に到着。(集合写真を撮ってから、すぐ下山)

11:00  頂吉分岐。

11:45  念仏坂通過(厳しい急坂だった)

11:50  赤牟田の辻(三角点あり)通過。

12:00  途中の草原で昼食。

12:30  出発

12:40 焼立山通過(集合写真を撮る)

13:50 牛斬山山頂(集合写真を撮り、下山50分で採銅所駅に着く予定だ。)

15:00 採銅所駅に着く、米倉暢子さんが出迎え。

   日王温泉に入って帰宅(19:00)

風もなく天気も良く、野パラでの昼食はおいしかったです。久しぶりの縦走はひざが笑うではなく、泣き出しそうでした。ケガもなく、いい山行きでした。皆さんお疲れさんでした。来年は東の方に見えていた、香春岳と同じ石灰岩の山平尾台に行きたいですね。

 

 

[Cコース] 牛斬山〜香春岳

               記録 米倉暢子

 7:50  鱒淵ダムでABコースのメンバーが出発後、バスで採銅所まで移動。

 8:20  唐津線の駅を思い起こさせる採銅所駅、広場にバスも駐車できる。踏切を越えて登山開始。Bコースは、なんとたった二人。時間はたっぷり、気持ちもゆったり。

 8:36  集落の中の坂道を上り、道をまちがったかと心配になる頃、やっと登山口の表示。ここより登山道に入る。

 9:20  植林地の中の広い道。鉱石でも落ちていないかとあちこち覗きながら進むが、収穫なし。変成岩の緩い坂をゆっくり登るので汗ばむこともないが、小休止して衣服調整。

9:50  頂上直下の急坂を登ると牛斬山山頂。すぐ傍に香春岳、稜線伝いに焼立山・赤牟田の辻、その奥に福智山がすっきりと顔を覗かせている。遠いなあ。少し靄ってはいるが、ぐるっと一巡り平尾台、英彦山系、三郡山系、、、と福岡県の山々が取り囲んでいる。

10:10  牛斬山を降り、主尾根分岐へ。カヤトの中の表示板。途中で若者グループと行き交う。周りには丘状のピークがいくつもあり、ちょっとそこまで出かけたい気分。その一つに登る。主尾根の防火帯が鮮明だ。

11:10  どんどん下る。三ノ嶽はすぐ傍に迫っているのに、縦走ではなく、まったく別の山に向かっているよう。樹林の中の広い防火帯の道。その真正面にピラミダルな三ノ嶽。カレンフェルトがずっと頂上まで続いている。あれを登るんだな、、、とAコースを待ちたい気分。が、相方はとんでもないと。

11:15  急坂を降りきった鞍部が五徳峠。正真正銘の峠。変成岩は姿を消し、道を隔てると石灰岩がごろごろしている。この境界線の峠道を、銅や鉄の鉱石が運ばれたのかもしれない。

11:30  三ノ嶽の山腹をほぼ四半周、どこまで行くのだろうと地図を見ながらの水平移動。孫の土産にピュアな石灰岩のかけらを探しながら進む。やっと杉林の中に上に転じる道が現れる。

11:55  香春岳山頂。周りを灌木に囲まれているが、その中心は手入れされた草地になっている。西の方へは石灰岩の巨岩で埋まり、その先でカレンフェルトの崖になっている。40数年も前、3つの頂を眺めた香春岳。一番かっこよかった一ノ嶽は、無残にも平らなテーブルとなり、見学した露天掘りの鉄鉱山はどこにあったのか見当もつかない。時の流れとともに老いを感じてしまう。

頂上を独占、久しぶりの山行に気分は爽快、頂上での宴を始める。天気はいいし、眺めは最高。と、牛斬山ですれ違った若者グループも到着。山で若者に出会うと、受け継がれていく行為に嬉しくなる。

13:10  時間をかけ食事を終わり、下山開始。五徳峠からの道は遠かった。だらだらと続く車道を下り清祀神社。きれいに手入れされた境内にケヤキの大木。街中に出る。採銅所は地名なのだ。採銅所小学校がある。昔は採銅所村だったという。役場跡があった。往時は隆盛を誇ったのであろうか。

14:20  採銅所駅到着。かくして今年最後の山行が無事終わった。



そびえたつ香春岳三の岳




一の岳はまっ平らに削られている。