2005年11月月例登山(牧の山−青螺山−黒髪山)

月例山行                平成17年11月15日
 
県内の新百名山
牧ノ山(553m)〜青螺山(618m)〜黒髪山(516m)
           
                                記録 野口弘三
 
新百名山に佐賀県から選ばれた黒髪山へは、何度か登っていましたが、黒髪山のすぐ近くに位置する牧ノ山、青螺山の2山は、なかなか登る機会がなく(青螺山にはマムシが沢山いるとの噂もあって)、今回の山行で初めて登ることができ大変満足しています。、また眺望、低山にしてはきついアップダウンなども体験でき黒髪山系の魅力がもう一つ加わることになりました。

(記 録)
唐津駅南口 7:00、鏡Aコープ 7:15に車4台で黒髪山山系にいざ出発。
今日は、放射冷却現象のためか寒い。防寒の準備も怠りなくせねば。
現地で落ち合う3名とともに、8時過ぎに竜門ダム駐車場に集合。

参加者は、22名、体力にあわせ、A(3山縦走)、B(黒髪山)、C(青螺山〜黒髪山)コースにわかれ、それぞれ14名、4名、4名で出発することになりました。
以下Aコースについて記載。

8:30(→牧ノ山) 
竜門ダム駐車場出発、ダム沿いに車道を10分ほど歩く。
8:40
水くみ場のすぐ先の橋の横が、牧ノ山の登山口。登山道は小石混じりの急坂で非常に歩きにくい。踏み跡もほとんどなく登山者の数も少ない気配。
静かにひたすら、黙々と自然林の中を登っていきます。
1カ所直進か左か迷うところがあったが、結局は左に少し下がり気味にトラバース。急坂を登ると尾根にでたが、左側の牧ノ山山頂へはすぐには向かわず、右手の展望場所へ。
9:30
展望場所からは、今日の放射冷却現象もあってか、空気が澄み、西側の展望がすばらしい。眼下に西有田町、伊万里市(国見山、伊万里湾、伊万里大橋)、遠くには虚空蔵山、経ケ岳、五家原岳のアンテナまではっきり見通せる。
10:00
展望場所から牧ノ山山頂までは、ロープなどもある急登が続く。10:00牧ノ山山頂(標高553m)。山頂は、展望がきかず、のっぺりしていて案内板がなければ山頂と気づかない状況。
山頂から少し行った所に腰岳(北へ)、青螺山(東へ)分岐あり、東へ向かう。
そこを過ぎると下り、登りを繰り返し、青牧峠に到着(10:40)。いつの間にか牧ノ山第2峰を気づかずに通り過ぎてしまっていた。
10:40(→青螺山)
青牧峠には、大川内からの道と竜門からの道が合流しており、竜門からの登山者によると竜門駐車場からは30分程度だそうだ。
青牧峠から数分歩くと、青螺山と見返り峠への分岐。
分岐を跡にして青螺山を目指しロープがある急登を登る。途中休憩していると、我が唐津勤労者山岳会の宮ア会長とばったり。今日は用事で単独での登山、急いで帰るとのことであった。
11:15
青螺山山頂到着。牧の山と違い山頂らしい山頂。山頂の真ん中は露岩で東側の展望がすばらしい。近くに今から行く黒髪山、遠くに経カ岳、五家原岳が見渡せる。このような眺望は1年間のうちでもそうないと思われる。
山頂の真ん中の石の上に、富田さんの置き手紙。「ご苦労様。黒髪山で待っています。」富田さんごくろうさま。
11:20(→見返り峠)
青螺山山頂出発。下って見返り峠11:57到着。またも前青螺を気づかずに、うっかり通りすぎてしまった。見返り峠から青螺山へ登ってきている数人とすれ違ったが、熊本からの登山者で人気の程がわかる。
12:00(→黒髪山)
牧の山、青螺山のアップダウン、急登を経験してきたためか、今日の黒髪山の急登は、これまでと違いさほどきつさを感じさせない。
いよいよチェーン、はしごを登り、天童岩(黒髪山山頂)へ。黒髪山に近づくとCコースの富田さんの大きい声。元気をもらいました。
予想通り天童岩の上は、芋の子洗うように多く、身動きができない状態で人気の程がわかる。黒髪山からの眺めは、特にすばらしい。
昼食は、天童岩を下りた天然林の中、日陰で、風も少しあって少々寒い。防寒着着用。
13:20
黒髪山山頂出発。13:40後の平(標高410m)、鬼の岩屋経由で、竜門渓谷ルートに合流(14:04)。
14:20
竜門ダム駐車場に到着。

今回の山行は、休憩、昼食を含め、約6時間の低山縦走であったが、アップダウン、急登、ロープありと変化に富んだもので、健脚向きにもそれなりに楽しめたのではないかと思われます。紅葉は、紅葉になっていないモミジ(緑色)もありましたが、もう過ぎていたようで残念でした。

今回気づかず、うっかり通りすぎた牧ノ山第2峰、前青螺山の再確認と、ゆっくり自然を堪能するために、近いうちにもう一回登ろうかなとも思っています。そう思わせる黒髪山系の縦走でした。佐賀県内にもこのようなすばらしい山があることを皆さんに知ってもらいたいし、私自身今回の山行の企画に大いに感謝しています。
そのうち英山にも行きたいと思っています。

写真は、後日「炎の博記念堂」から、牧の山、青螺山、黒髪山の遠景(左から)を撮ったものです。


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