2006年7月の月例山行(小岱山)

広葉樹林の尾根
小岱山(筒ヶ岳501m、観音岳473m)  熊本県荒尾市、玉名市
「小岱山」一口感想      折田裕

 今回の山行きでいちばんの収穫は、やはり「岩登り」を体験できたことだと思う。
 日本で山登りを趣味にするつもりならば、「岩登り」の技術と知識を学習しておいた方が良い―――と、尊敬する何がし登山家がいっていた。一度教わったくらいでロッククライマーに変身できるはずはないが、「岩登りがどういうものか知っているといないとでは、天と地ほどの差がある。」と。
 そういう意味で、懸垂下降まで体験させてもらった今回の山行は、大変有意義であった。
 機会があったら、またチャレンジしてみたい。

楽しい岩登り       

 命がけで登った崖、もう崖っぷちでした。
「そこで手を離して!!」
「だーいじょうぶ! 思い切って体を投げ出して!!」
・・・・一度死ねとおっしゃる? 今おっしゃっている? このほっそいロープに命をかけろと、切り立った崖を怖がるなと、しかも足元から目を離すなと。
 僕はまだまだこの世にたくさんの未練があるし、辞世の句もまだ未完成です。
「ほら! 思い切って!」「ひざを曲げないで!」「あーだこーだ」
まだ言ってらっしゃる。上からも下からも。しかも笑顔だし。天気はいいし。じょーだんじゃないよ。妻一人子一人、このロープは話しまへん! ごめんなさい。見事なまでのへっぴり腰はわかっています。
でも、ちゃーんと地面に近づいているし、今日のところはこれでいいっす。いいっすけど、できれば、もうちょっとかっこよく降り立ちたかったです。イメージはミッションやまほど背負ったトムクルーズだったのに、現実はこんなものです。ハイ。えっ、今日の岩は初心者むけ? ハイハイ。次のもーっと楽しい沢登りでがんばるつもりです。ハイ。

 松尾達也でした。
佐賀労山の辻会長、江口さんが先生になり、からつ労山より7名参加しました。

筒ヶ岳山頂です。岩登りもよかったようですが、筒ヶ岳、観音岳、丸山の縦走路も整備が行き届き気持ちよい自然歩道でした。地元の人が気軽に歩いている道のようでした。

観音岳からの眺めです。
菊池川(これは写真には写っていません)の向こう、二の岳、三の岳が南南東に見えます。
眼下の長洲港から遠方に雲仙の姿が見えます。



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