傾山山行（連休山行）記録
～岩峰と展望、そしてアケボノツツジ～
記録 野口弘三
山行年月日：平成２０年５月５日～６日
交通手段 ：マイカー（宮﨑車、永江車、古賀車）
山行コース：払鳥屋（はらいとや）（御泊）コース
払鳥屋登山口～ソデ尾～傾山～ソデ尾～払鳥屋登山口
参 加 者：１３名（男７名、女６名）
ＣＬ：牧野勝支、ＳＬ：米倉暢子
牧野勝支、米倉暢子、宮﨑三郎、田中勝、井本真由美、竹下幸枝、永江忠之、永吉悦子、山﨑幸美、古賀正弘、古賀幹子、野口弘三、上川淳悟（名前は参加者名簿順）
|
|
○５月５日（月）（こどもの日）
唐津～払鳥屋登山口（距離：約２７０～２８０ｋｍ、所要時間６時間２０分）
唐津駅７：００出発（宮﨑車５名）～鏡Ａコープ７：１８出発（永江車４名＋竹下車１名）～相知町大野（竹下車１名乗車）～多久ＩＣ７：５０（多久ＩＣで古賀車合流、乗車員数を調整後出発（宮﨑車４名、永江車４名、古賀車５名））～別府湾ＰＡ９：４８～米良ＩＣ１０：２８～国道１０号、国道３２６号（日向街道）～道の駅みえ１０：００（昼食）～１１：５６道の駅出発～ととろ入口から県道６号（日之影宇目線）～西山から県道６１３号（御泊奥江線）～御泊、払鳥屋～１３：０８悪路（未舗装）～林道終点（登山口）１３：２０。未舗装路は、普通車で通行可。崩落箇所もなし。
車は、他車のＵターンを考慮、林道終点から少し下ったところに駐車。他車の車が来ないことを確認し、林道終点（登山口入口）の車数台駐車可能スペースにテント３張り幕営、その後会食。
会食していると、かなり大きい羽音の虫（１匹）が野口の直ぐ背後５～６ｃｍのところでホバリング。そっと振り返ると、オオスズメバチ。一瞬緊張が走る。会長、騒がないように、動かないようになど冷静さを確保するよう指示。
ズメバチは、みんなの周りを回った後、どこかへ行ったが、再度来て、みんなの周りを回った後、またどこかに行ってしまい、その後来ることはなかった。スズメバチのエリアに入ったため、偵察に来ていたのかもしれない。
会食終了後、１８：３０就寝。
テント３張りに９名、車３台に４名泊。
登山口は標高６５０ｍ程で、日が暮れるに従い、冷えて来て、皆さんダウンなどを羽織る。
昼間は、心地良い川音が、テント泊では、雨が降っていると勘違いする程の音に感じ、寝付きが悪い。人間という者のいい加減さに呆れてしまう。また、シュラフは準備したものの、下が石ころ混じりで敷物の選択が今後の課題といえそうです。
|
|
|
|
|
|
|
|
○５月６日（火）（振替休日）
払鳥屋登山口～傾山～払鳥屋登山口～唐津
○登山口～傾山（登り所要時間：約３時間３０分）
４：５０起床。
６：１０準備体操、安全登山を確認し、登山口を出発（登山口入口にある登山届箱の登山届に記載後）、登山口下方の傾川（丸木橋）を渡り右岸へ、直ぐ目の前に、立派な道標「傾山登山口」。少し行くと再度渡渉（丸木橋）し左岸へ。杉林の中を進む。林道（＝作業道）を横切り、次いで石ゴロゴロの涸れ沢（水が流れているので涸れ沢ではない？）を渡り、６：３５体が温まってきたことから衣服調整のため少休止。
杉林から杉が少し混在する自然林へと変化、７：０３の休憩場所には、アセビ（馬酔木）、赤マツが生育（１７２０歩）。
今回のコースは、尾根コースであり、ひたすらに登りの連続で、途中ロープ設置個所が何カ所もあるが、栂（ツガ）の樹林帯は、何とも言えない心地よさを与えてくれた。栂の樹林帯から少しずつ『ピンクに色づくアケボノツツジ』が出現。すでに花びらが落ちているものもあるが、対岸の尾根斜面にはピンクに染まったアケボノツツジがあり、期待が出来そうです。
８：２３ソデ尾（冷水コースとの分岐場所（１３９２ｍ）２５００歩）、８：３２ソデ尾出発、立ち枯れたブナ林をとおり、進んでいくと、やがて後傾からの道と出合うＴ字路に到着（９：２８ ４２５０歩）。右に進み、途中五葉塚からの道が合わさるが、直進し、９：３６傾山（本傾）山頂到着（１６０２.２ｍ ４３８５歩）。
アケボノツツジは、ソデ尾から立ち枯れのブナ林の間に多く、薄いあるいは濃いピンク色（残念ながら花は匂わない）を呈しています。新緑とアケボノツツジのピンク、空の青さのバランスが何とも言えません。一昨年の夏木山、昨年の雨の鹿納山のアケボノツツジ、今回の傾山、いつ見ても「アケボノツツジ」は、すばらしい。
頂上に近いアケボノツツジは、標高差の関係もあって、まだ咲いていない。頂上付近は、露岩のためか、高木はなく、五葉松がその存在感を示していた。
本傾山頂（三角点標柱設置場所）は、露岩からなっているが、思った以上に広く、多くの人がくつろげるだけの広さである。
北西側露岩からの展望は、すばらしく、早速、地図を使った山座同定が、始まりました。今日は、５月４日の雨の後でもあり、遠望がききます。前障子、大障子岩、祖母山、障子岳、古祖母山、本谷山、笠松山と馬蹄形に配置された祖母・傾縦走路上の山々、遠く北西側に阿蘇山、北側に久住山系、その奥に由布岳、鶴見岳、南側に大崩山の小積ダキが見えます。
また、北側眼下前方には、前傾の二ツ坊主が直ぐそこに見えます。
傾山山行のイメージは、急登、急斜面の連続、あえぎあえぎの危険性のある難所の連続というものであったが、やや楽に感じられたのは、今回のコース取りが、払鳥屋コースであったことが、そう感じさせたのかも知れない。
|
|
|
|
|
|
|
|
○傾山～登山口（下り所要時間：約２時間３０分）
山頂で簡単な昼食（？）後、集合写真撮影、１０：１４山頂を出発（４７１０歩）～１１：１０ソデ尾（宇目・大白谷分岐（＝西山分岐）８２７３歩）～１２：４５登山口に無事到着（１３９１５歩、登山届けにも下山時間を記載）。予定時間（１３：００）どおりの山行であった。
皆さん、下山中にも、アケボノツツジを愛で、あるいは写真撮影、赤紫色のミツバツツジ、馬酔木、栂、ブナ、ヒメシャラ、新緑、空気、気などを、思う存分感じ、観、吸い、自然を満喫、共有、肉体的には疲れがあったものの、皆さんの顔は、満足、大満足の顔で、来られて良かった、会えて良かった、また会いに来たい、そのものであった。
不思議なことに、シャクナゲには会えなかった。残念です。
○登山口～唐津
１３：１３登山口出発～１３：４１西山・木浦分岐（県道613号→県道6号）～トトロ～日向街道（国道326号）～豊後大野市中心部で国道502号へ～道の駅「原尻の滝」～１６：０８竹田温泉「花水木」～国道４４２号（日田往還、瀬ノ本高原、黒川バイパス）～国道３８７号～小国町から国道２１２号～杖立温泉～日田ＩＣ～１８：５０山田ＳA（給油、夕食）～１９：３３多久ＩＣ（古賀車伊万里へ、竹下車唐津へ）～２０：４０唐津駅。
今回の山行も、安全、安心、楽しく行うことが出来ました。また、唐津まで無事に帰ることが出来ました。有り難うございました。
車を出して頂いた方には、特に感謝申し上げます。
今後の月例山行（阿蘇の山（天主山から変更）、平治岳（ミヤマキリシマ））も、皆さんと一緒に大いに楽しみましょう。
|
|
|
|
|
