夏山特別山行                              令和7年7月29日〜8月1日

伊那谷と木曽谷に挟まれた中央アルプス

木曽駒ヶ岳〜空木岳 
  (2,956m)     (2,864m)


                                      記録 牟田口美利

【参加者】 7名
CL.山崎欣二 SL.瀬戸友子 会計.牟田口美利 小林正紀 楢崎司 熊本美智 米倉暢子 



 (熊沢岳あたりから空木岳)

【行 程】

 (1日目(7月29日)3時間 4.0Km)

唐津 = 福岡空港 = 松本空港 = 菅の台バスセンター = しらび平 =
5:51     FDA8:30   10:10 ジャンボタクシー 12:30 バス       13:00 ロープウェー

千畳敷 = 乗越浄土 = 宝剣山荘 = 中岳 = 木曽駒ヶ岳 = 宝剣山荘
 13:20    14:15        14:20     14:50      15:20       16:20

 (2日目(7月30日)10時間5分 8.6Km)

宝剣山荘 = 宝剣岳 = 島田娘 = 濁沢大峰 = 檜尾岳 = 大滝山
  6:00      6:20      7:50       9:30      11:10     11:40

= 熊沢岳 = 東川岳 = 木曽殿山荘
   13:30     15:40      16:05

 (3日目(7月31日)10時間10分 11.1Km)

木曽殿山荘 = 空木岳 = 駒峰ヒュッテ = 駒石 = ヨナ沢の頭 =
  5:35        7:15       7:50       8:30       9:55

 マセナギ = 空木岳登山口 = 駒ヶ根スキー場駐車場 = 西山荘 
  11:55     14:20              15:45          16:20

(4日目(8月1日)

 西山荘 = 養命酒酒造工場見学 = 松本城 = 松本空港 = 福岡空港 = 唐津
   9:00          9:30          12:30      17:10      19:20      21:55


【記 録】
(1日目)

   早朝5時51分唐津駅福岡空港行き快速にて出発。各々東唐津駅、浜崎駅より全員乗り込んだ。福岡空港で手続き後、松本空港へ向かう。定刻より少し遅れ到着。
 予約されていた美勢タクシー潟Wャンボタクシー運転手若林さんの出迎えを受け、中央高速道を通り菅平バスセンターへ向かう。約1時間ちょっとで到着し31日宿泊予定の西山荘に、帰りの着替え等を預ける。バスセンター12時30分発のバスでしらび平ロープウエー乗場に向かう。この道路は狭く一般車両は乗り入れできないとのこと。約30分ほどで標高1662mのしらび平駅、約8分程ロープウエーに乗り標高2612mの千畳敷へ到着。
 晴天で日差しはかなり強い。目前に雄大なカールが広がる。これより整備された登山道(階段状の瓦礫)を熱中症に気をつけ宝剣岳を横目に見て乗越し浄土へ約1時間ほどで到着。近くに今夜の宿泊の宝剣山荘が見える。立ち寄り宿泊手続きをしザックを置き木曽駒ヶ岳の山頂を目指す。
  中岳山頂2925mで記念撮影。途中山頂小屋を過ぎたあたりで雷鳥の出迎えを受け15時過ぎに木曽駒ヶ岳2956m山頂に到着記念撮影。しかしNさんの体調が悪く山頂小屋付近にて待機される。(高山病?)帰途は中岳を巻いて宝剣山荘へ下山宿泊する。
 夕食17時、就寝21時、翌朝の朝食は5時よりだった。 



 (中岳山頂にて) 


(2日目)
 朝食後6時宝剣山荘を出発。眼の前の宝剣岳の岩が目の前に迫る。早速岩場に取り付き鎖を補助によじ登る。先行した同じ年頃のグループに続き山頂に到着。狭いためすぐに下り極楽平へ向かうが、岩場を下るのは登るより難しい。慎重に鎖場数か所を下り、平坦な極楽平着いたときには、本当に極楽と思われた。千畳敷方面よりこちらへ登ってくるグループが見ることができる。これより穏やかな尾根筋を下り島田娘に8時前に到着。太陽の日差しが強く、そして暑く体力を奪われる。登り下りを繰り返し2回の休憩を取り濁沢大峰に9時30分、暑さのため2回休憩で11時10分に檜尾岳に到着。周りの景色もよく避難小屋が良く見える。ここで極楽平で見た埼玉からのグループに追い抜かれる。年齢は我々より若そうで元気がある。
 大滝山で昼食を取ったが、暑さと疲労により弁当の牛丼は、半分ほど食べたが食欲が進まない。水分ばかり取っている。30分ほどして出発。熊沢岳への登りはかなり急な所もあり慎重に登る。疲れた!熊沢岳に13時30分到着これより東川岳方面を見ると、まだ小さなピークを4箇所ほど越えて行く必要がある。20分ほど休憩して行動開始。ゆっくりだが足を進め15時40分東川岳に到着、急坂を木曽殿山荘へ下る途中雷鳥の親子が出迎えてくれた。
 年齢と暑さのせいでヘロヘロになって山荘へ到着した。17時夕食、20時消灯、就寝・・・・。




(宝剣岳を登る) 



(3日目)
 木曽殿山荘を早朝5時Kさん2人が出発する。残り3人は5時35分遅れて出発。空木岳への急坂を1時間ほど登り山頂手前に出る。これより山頂までに4箇所ほどの鎖場を経て空木岳山頂へ7時15分到着。先行した2人が駒峰ヒュッテあたりに見えた。山頂からは南アルプスの山々、その奥に富士山も見えた。昨日歩いてきた宝剣岳からの峰々もよく確認できた。
 これから先は下るのみと出発。30分ほどで駒峰ヒュッテ、見晴らしの良い良好な登山道を通り駒石に8時30分に到着。先行のグループが駒石に登っているが石の上には登れないようだ。しばらく下ると森林限界以下となり日陰は多くなったが蒸し暑い。途中水分補給を繰り返し9時50分過ぎヨナ沢の頭で15分休憩。小地獄、大地獄の細いワイヤー が張られた急坂を慎重にゆっくり、マセナギで休憩を取って12時頃蕭の笛山への分岐点にて昼食。疲れたが、おにぎりが美味しい。
 約20分休憩後出発し樹林帯を通り池山小屋分岐に13時に着く。ここは水が湧いており顔を洗い、水を補給し10分ほど休憩した。空木岳登山口まで整備された登山道を下り14時20分に空木岳登山口に到着。これより林道をショートカットする登山道の急坂を経て15時45分に駒ヶ根スキー場に到着。
 ここでもう歩けないとタクシーを小林さんに連絡し手配してもらう。20分ほど待った後タクシーに乗り、西山荘に16時過ぎに帰り着く。温泉にて疲れを癒やす。尚、先発したKさん2人は14時ごろ西山荘に着いたとのこと。やはり若い?また米倉さん、楢崎さんには色々手配いただき感謝です。




(空木岳山頂より南アルプス・富士山を望む)




(4日目)
 朝9時、先日のジャンボタクシーの迎えがあり日中ウロウロするのは大変ということで、養命酒の工場見学、昼食に信州そばを食し、松本城見学をして松本空港へ向かう。
 養命酒工場は森の中にあり工場の渡り廊下から南アルプス仙丈ヶ岳を見ることができます。唐津好きの無償ガイドさんが松本城は、小笠原家、水野家などとの関係がある由の話をされ、水野旅館に宿泊されイカの刺し身が美味しかったことなど話された。
 時間があまり取れず申し訳なかったが、運転手さんの都合で松本空港へ向かった。約3時間ほど待ち、福岡空港へ19時過ぎ、唐津に全員無事22時には帰り着いた。
 皆さんお疲れ様でした。またありがとうございました。


【追 記】
B班 米倉さん、楢崎さん、1日目はA班と同様。2日目は千畳敷を散策後西山荘。
3日目は菅の台を散策西山荘。

                                    




   (太田切川にかかる吊橋)


<コメント>

(みっちょん)
 こんばんは。
中央アルプス縦走お世話になりました???♀?
こんなに長い縦走も 山荘泊も初めてで お世話になりっぱなしでした。
初日から高山病にやられ心臓バクバク。
二日目の長い縦走は行くも戻るもできず 帰るためには進む以外なく 三日目は帰るために 小林さんに先導してもらい心強く大変助かりました。
今日は全身筋肉痛です??
良い経験をさせてもらいました。
本当にありがとうございました???♀?

(瀬戸友子)
 ありがとうございます??。
何とかヨレヨレになりながら帰って来ました。
宝剣岳から空木岳迄の道のりの長い事、石だらけの山をやっと越えたと思うと又1つ又1つと岩山が6個(山)位ありました。
歩かなければ届かないと自分に言い聞かせ、やっと木曽殿山荘に着くと全く水が無く顔を洗うのも歯磨きも買った水でやりました。
帰りの道がとても長く最後の登山口に届く頃は、足も手もふらふら
暑さと前日の疲れでもうダウン寸前でしたが何とか登山口に辿りつ来ました。
本当に大変な山行でしたが、一生の思い出に残る山旅になりました。(山)
皆さん本当にお世話になりました、お疲れ様でした。

(米倉暢子)
 引き際を知らない私、またまた皆様に助けられての山でした。同行してくださった楢崎さんを始めとして、皆様に感謝です。新田次郎『聖職の碑」ゆかりの地と、氷河湖「濃が池』を尋ねるのが今回の目的だったのに、とんでもない。生きて帰れないところだった。クマ出没とのことで予定変更、無事帰ってこれました。ありがとうございました。