大船山御池の廻りの紅葉

 からつ労山の第一日曜日の山行です。2週間前に大船山予定で長者原迄来ましたが、あいにくの天気で山行先を大船山から、法華院からスガモリ越えに変更した経緯があります。本当の予定では雲仙の予定でしたが、雲仙の紅葉もまだまだなので再度大船山に挑戦しました。


<アクセスタイム>6名参加

唐津IC0440==高速(多久:九重)==0730今水登山口駐車場0745〜〜〜1055大船山・御池付近(ランチ休憩)〜〜〜1500今水登山口駐車場1520==1600花山酔(温泉)1645==高速(九重:多久)==1915唐津IC  

 唐津を出て久住が近づくとやや曇りがちになり、久住あたりの山も半分くらいはガスがかかっている。今水の駐車場は一杯で手前の広い道脇に停めた。ストレッチ運動をしっかり行って登り始める。
 本来の駐車場も20台以上停まっていた。全部で30台以上の車は確認できた。やっぱりこの時期人気の山だ。からつ労山も最近は大船山山頂まで最も近い登山口であるここからばかりになっている。久住を良く楽しめる吉部や長者原からの大船山は、行程が長く、年齢が進んだからつ労山には厳しくなってしまった。

 林道を10分ほど歩いて登山口に入り山道を登り始める。
 パッと見る限り青い木々が広がるばかりであったが、前セリを越えたくらいから道は、黄色や赤のコントラストを時折陽の光で際立たせるようになってきた。
 赤く色づく斑紋がびっしりと黒岳の山肌に埋め込まれている。高度が上がっていくにつれて、天気も少しづくよくなってきてやや寒いくらいだ。帽子と手袋を冬用に換える。米窪の山肌は赤く綺麗に染まっている。なんか楽しくなってくる。

 
       黒岳の斜面                                                                    最後の急登を登る     

 取り敢えずまず山頂に登り記念撮影をする。山頂はかなりの人でおおわれている。50人以上はいるようだ。山頂標識の下で順番に写真を待っているのに、なんかわが隊はスパッと集まらずに申し訳ない気分になる。そして、気持よく集合写真を撮ってくれる若い人に感謝する。私もたくさん撮ってあげた。    

 どこかの若い女性が「わーものすごく綺麗、登ってきてよかった。」と言っていた。聞くとこっちもなんか嬉しくなるような言葉だ。年取ってきた人は「〇〇年の紅葉はこんなものでなく、素晴らしかった。」「昔に比べて大したことないとか。」要するに以前見たであろう綺麗な紅葉が、さらに記憶の中でエスカレートして現在の現状と比較して「大したことない。」「物足りないとか。」の話になるようだ。やっぱり年寄りは嫌われそうだ。素直に現状を喜ぶ若い人に非常に好感を持つことが出来る。私も「昔はよかった。」心情を打破して現状を肯定するように心掛けたい。


大船山山頂にて

 山頂から御池を眺め、少し下って眺め、御池のほとりでしばし撮影タイムを楽しむ。今日の紅葉は、赤や橙や黄色などのコントラストが明確に、本当に鮮やかで、くっきりとして、品のある素敵な紅葉でした。 池に下って、池の周りで写真を撮ったり、周囲の紅葉を眺めたりした後に、どこでランチにするか物色しながら池の周りをぐるっと回る。結局池から100mぐらい下りたかなり広く開けた場所でランチ休憩にした。


 


 


  ランチをしているとだんだんと青空が広がって周りの紅葉もさらに色合いを増してくる。青空の御池も見たいので、みんなにもう一度見に行かないと問いかけるも、返事がない。
 下りでは大船山の山肌や、向かいの高塚山の山肌がさらに青空に映えてきれいに色づく。陽の光に輝く紅葉に見送られて山を後にした。


 


 瀬の本から牧ノ戸峠を越えていつもの温泉に入り帰路に着いた。久住山の山肌も赤く紅葉している。牧ノ戸峠の広い駐車場にも入りきれずに道のかなり下の方まで駐車されていた。あらためて久住の素晴らしさと人気を認識した次第だ。

おしまい