清掃登山
霧の中の清掃活動
’10.7.4(日)
天 山 1,046m 記録 山口政敏
「参加者」
CL宮ア三郎 永江忠之 田中信公 川原康廣 林田哲郎 西岡 勝
牧野はるの 高尾秀人 瀬戸友子 牧野勝支 山口政敏 山口紀子
井本眞由美 道永渥子 平野徹雄 前田文子 永吉悦子 山ア幸美
西村美智子 新岡哲子 井上昌子 山下光生 久保 恵
折田 裕 緒方浩昭 (岸川ダムより)
「記 録」
7:00 出発。母と。労山清掃登山「天山」へ行ってきた。予報では、今日の佐賀県北部地方は午前中雨、10:00過ぎから曇とのことだった。ウェブサイト「ウェザーニュース社」のピンポイント天気予報とNHK総合TVの天気予報だけしか見ていないが、梅雨時の登山だし、雨は当たり前と思って出た。空は曇で、いかにも降りそうな感じだった。
7:07 唐津駅南。ストレッチなどしていると、宮崎会長、道永渥子さん、田中信公さんの順に、集まってくる。
7:27 出発。会長の車に母、私。田中さんの車に道永さんが乗っている。
7:39 鏡Aコープ着。もう大分集まっている。朝霧が薄っすらとかかる中でコースのことなど連絡がある。林田さんによる点呼。
7:58 5台の車(宮崎車・永江車・田中車・林田車・川原車)に乗り込み、出発。相知町を通り、203号線を南下。厳木に来て左折。高度が上がるにつれ、霧が深くなる。トンネルを4つ通ると左側に天山発電所が現れた。
8:52 天山ダム付近にある天川駐車場に到着。下車。ガスがかかっている。装備装着。ここでスパッツを着けるかどうか迷い、その後、着用することにして、足元が濡れるのを防いだ。
9:00 清掃登山開始。最近の登山者のマナーアップのためか、ごみは殆んど見つからなかった。
9:20 直登ルート組みと迂回して登る組とに別れる。私は最初、直登組でごみを探したが、その後、迂回組と何度も鉢合わせになり、最後のほうは迂回組のなかでごみ拾いをやった。道は幾つもあり、上に行くに従って、都笹が一面を覆う草原になっていった。それにしても、ごみは殆んど見つからないほど、きれいだった。
9:35 登頂。1,046M。天山山頂記念碑と、はるか昔南北朝時代の武将阿蘇惟直の墓碑が霧の中、浮き出るように現れた。天山神社上宮はこの向こうで、左(東)方向に行く道が、七曲峠(石体越)とのことだった。ここから七曲峠方面に行きつつ、清掃活動をし、11:30に上宮に向けて下山すると会長(今回CL)。岸川方面から来た現地合流組の折田さんたちが、われわれ天川駐車場組よりも先に登頂されていて、ここで合流した。
イチヤクソウが観られるかもしれないと言われる七曲峠方面に全員で清掃歩行するが、イチヤクソウは見られなかった。折田さんが食虫植物のモウセンゴケを接写しておられたので、私も真似をして接写した。花といえばそこここにアザミが逞しく咲いていた。ここは九州自然歩道で周囲に木がなく、一面みやこ笹の草原で、晴れていたら雄大な眺めがほしいまま、北は脊振山系、南に佐賀平野、西方向に舟山・八幡岳が、そして有明海の向こうに雲仙岳、さらに遠く阿蘇の山々が見えるとガイドブックにあったが、最初から雨は降るものだと覚悟していたので、この程度〜霧に覆われた山頂付近〜で済んで、本当にラッキーだと思いながら尾根道を歩いた。
間もなくUターン。来た道を天山に向けて引き返す。天山山頂周辺
に、なぜか細かいガラスの破片が沢山見つかる。皆でせっせと集めた
が、間もなくきれいになり、することがなくなる。
10:23 宮崎会長の号令で、天山神社上宮に向けて下山。靴の中に水が浸み込み出し、ズボンの裾も濡れてきていたため、私はここでショート・スパッツを着けた。下山途中、「マンジュウシバ(サルトリイバラ)」を周囲の人たちが教えてくれた。
10:41 雨山(あめやま)と天山の鞍部。大きな道標があり、右に行けば岸川ダム、左に行けば天山神社(九合目駐車場)、直進すれば雨山〜という十字路になっていた。しばらく休み、隊列を整えたあと、まっすぐ雨山に向かう。
10:52 雨山山頂(996M)。四角柱の背丈より高い石碑があり、何と彫られているのか、よくわからないがここが山頂らしい。引き返す。私はほぼ最後尾を歩きながら、時々デジカメで周囲(植生など)を撮影した。
11:00 鞍部十字路を右(南)方向へ下山。木の階段になっていて、水が溜まっている所も多かった。昨日の雨でそうなったらしい。最後尾を黙って歩いて下っていった。
11:15 上宮休憩所に到着。近くに池があり、鯉たちが泳いでいる。背の低い鳥居が先にあり、上宮の祠をお参りしてきた。
11:20 そうめん昼食会。お握りを持参していたが、そうめん(黒胡麻・分葱・紫蘇・わさび)を、持参したお椀(小鍋)にいただき、美味しく食べた。また、恒例のスイカも切っていただき、好く冷えて甘く、美味しい。欲張らないように少しずついただいたが、皆で食べきれないほどで、少し余るくらいあった。米倉さんからというリンゴや、差し入れの奈良漬、また、山下光男さんから巻き寿司までいただき、美味しかった。トマトもそうめんにぴったりだった。
11:55 集めたごみの品評会(?)があり、燃えるごみ12kgとのことだったが、どれくらい正確な数値かは、あやしい感じ。燃えないごみの量は聴きそびれた。皆満腹し、達成感もあり、陽気で朗らかだった。
CLを担当された宮崎会長から挨拶。「雨は降ってなくいい日でよかったです。マナーがよくなったようで、ごみは少なかった」と話された。林田さんのカメラで集合写真に納まる。皆が陽気なところが、ほんとうにいい感じだと思った。
12:03 下山。
12:06 天山九合目駐車場着。ここから登ったメンバーは、車に乗った。「天川駐車場」組はここからさらに3.8km車道を歩いた。途中、最後尾を写真を撮ったりしながら歩いていると、地元の方だと思うが、軽自動車で後ろから来られたおじいさんが「乗せて行くよ」と言われ、「すぐ先の天川駐車場までですから...今天山を降りてきたところです。」と言うと少しして車を停め、135mlの缶ビールをくださった。恐縮したが受け取ると、笑って先に行かれた。私一人で来て歩いていると思われたのかも知れない。あとで、先に沢山人がいるのを見て、また笑っておられた。
12:49 天川駐車場。駐車している車に到着した途端に突然雨が降り出した。傘を差して靴をスニーカーに履き替えた。
12:55発車。宮崎会長の運転で高尾さんと母と私が便乗。
13:40 鏡古代の森駐車場。一度降りて、皆とお別れする。
14:00 町田自宅前で山口親子下車。お礼をいい、お別れした。帰宅した途端、また降り出し、やがて本降りになった。すごくタイミングがよく、「雨のち曇」の予報が見事逆になり、本当にラッキーだった。