2月月例山行 久住山1787m
2009年2月15日(日)  

月例山行

霧氷ならぬポカポカ陽気                     ’09.2.15()

久住山 1,787m    記録 米倉暢子

 

[参加者]

CL野ア善則  高尾秀人  西岡 勝   山下光生  宮ア三郎   田中信公

SL折田 裕  市丸積男  山ア幸美  増本 章  大島明美   上川淳悟

  田中慶一郎   北島俊郎   米倉暢子  橋本美津子

 

[コース]

 唐津〜多久〜牧ノ戸峠------沓掛山------星生分岐------星生山------避難小屋--

  6:00            9:40      10:00~15      10:55        11:18~30      12:00~30

---久住山------久住分かれ(B班合流)------すがもり小屋------大曲〜唐津

12:49~13:05       13:20~14:00                           14:51      15:51    20:00?


[記 録]

 「地球温暖化」 どうしようもない現実です。今回は、その影響をもろに受けました。12月、1月と悪天候で中止となり、今度こそは、と楽しみにしていた久住山行きでした。計画は、白い山のはずだったのに。

 山行前の一週間。偏西風に乗ってめまぐるしく変わっていく嵐と陽光、これはもう冬のものじゃありませんでした。果たして、バスの中から見える大分道には、霜のかけらさえも見つかりません。「一縷の望みで持ってきたアイゼンも使うことはないだろう、早く気持ちを切り替えよう。」と、牧ノ戸峠に降り立ちました。

 暖かいといえども、そこは九重、木々の蕾は固く、マンサクはまだまだ。冬枯れのコンクリート道を登って沓掛山に到着しました。

文句なしの晴天、視界はまずまずというところで、くっきりとまではいかないけれど、ぐるり一周なじみの山々を眺めることができました。展望を楽しんだ後は、Bコースと分かれ星生山へ向けて出発です。陽の当たらない北向きの砂礫には、九重特有(勝手にわたしが思っていることだけど)のなが〜い霜柱が。これで何とか冬の九重を見つけました。アイスバーン状になった氷溜り?も点々とあります。ストックの先でつついてみましたが、ちょっとばかりの力ではビクともしない塊です。恐竜の背中のような星生山の稜線に登りあがった日陰の岩は凍りつき、用心しながら歩を進めました。

山では、何度出かけてもまた新しいものを見つけ嬉しくなるものですが、今日は星生山の頂上部でアースハンモックを見つけました。麓は無風状態なのに、山頂は風が吹きわたっている星生山ならではの現象かと思いました。

そしてもう一つ。星生アの厳しい岩場を越えホッとした小さな岩陰に、小さな赤い実を見つけました。厳寒の風雪に負けなかったコケモモの実です。昨夏、北海道でいっぱい咲いていたコケモモの花、その花が九重の山で実になり残っていたようで、とても懐かしい気持ちになりました。その実を残酷にもパクリ。甘酸っぱい味でした。



今日の久住山へのルートは最短コース(久住分かれからのこと)。先頭を行く折田SL、有無を言わさず皆をぐいぐい引っぱっていきます。岩場が何だ、急登が何だと。それに文句も言わずリーダーのする通り、皆は上手についていきます。気づいたときは頂上直下の岩にせまっていました。要したタイムは17分、昼食後の一運動でした。

 祖母・傾を眺め、由布岳を眺め、肥前ガ城との谷間を眺め、、、前回の福岡沖地震のことを思い出し、、、とのんびり頂上散策。対峙する星生山にBコースの仲間がいるかなと大声で呼びかけてみましたが、人影は動きません。

下山は正規の道をのんびり下り、久住分れでB班を待つことにしました。午後になり大気が動き、花粉が飛び交い始めました。それからは、ハクションの連続。こんなになっても山がやめられないんだから。

今日は参加者はやや少なめながら、全員でのんびりゆっくり下りました。星生山頂では、上から硫黄山の噴煙を眺め、北千里が浜では下から仰ぐ硫黄山。雪はなくても、満足の一日を与えてくれた久住でした。

橋本さん、久々の参加だったのに、配慮が足りずごめんなさい。折田さん、初のサブリーダーご苦労様でした。緩急自在、メリハリの利いた楽しい山歩きでした。

3ヶ月ぶりの月例山行、また楽しからずや。次は郷土の山、脊振〜金山縦走です。皆さん楽しみましょう!