特別企画「裏銀座〜笠ヶ岳」 2007.7.29(日)−08.02(木)4泊5日
【参加者】13名(A班8名、B班5名)
鏡平コース(B)
30日
七倉山荘====高瀬ダムトンネル-------烏帽子小屋------烏帽子岳------小屋
5:30 6:00 11:50~12:05 13:00 13:50
31日
烏帽子小屋------野口五郎岳-----(昼 食)-----水晶小屋------水晶岳------小屋
5:30 9:45 11:30~12:00 14:00~20 15:05~20 16:00
1日
水晶小屋------鷲羽岳-----(三俣蓮華岳----双六岳)-----双六小屋------鏡平山荘
5:40 7:20 10:20 12:00 12:00・55~13:30 15:45
2日
鏡平山荘------ワサビ小屋------新穂高温泉====平湯温泉====中部国際空港
5:40 8:25 9:45~10:50 11:15~13:35 18:10~19:30
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大自然と心と! いっぱい詰まった北アルプス
冨田けい子
○ 「ピーッ、ピッ、ピッ。」 ん・ん? 何事じゃ?
「からつ労山の皆さん、お疲れさまです。メッセージをお預かりしています。」 2日前に折立より登った友が、自分たちも頑張っている。というメッセージを青森の人に託していました。この方は、方言をまじえ面白く話してサッサと風のように去っていかれた。
疲れた身体に、ひと時の笑いとユーモアで、心地よく烏帽子小屋に着いた。小屋に着くと、「青森の方から預かっています。」と手渡された物は、みかんの缶詰とメッセージだった。
○ A班は、後から来るB班を気づかい、B班も稜線を1列に並んだ若草色の帽子を見つけたり。また、すれ違う登山者から、「若草色の帽子に何十分前に会ったよ。」「きのう会った。」とか聞くと、元気だなァ〜と勇気づけられた。烏帽子小屋、水晶・三俣・双六小屋では、友からのメッセージを受けとった。
○ 登山道を歩いていると、ライチョウが5羽のヒナを連れて遊んでいた。1羽のヒナがどうしても段差のある所を這い上がれずにいたので、両手ですくって「お母さんのところへ、、、、。」と母鳥の傍にやる。ヒナは、ピヨッピヨッとかわいい声で羽をならし、尻っぽをふりふり親についていった。温かい感触が何時までも残っていた。
○ 雪田では、雪投げをし疲れれば寝転び、マグカップでかき氷を作ったよ。シロップの代わりは、甘納豆・黒砂糖・羊羹・抹茶くず粉。氷に粒は溶けないのですね。持っている水やポカリを入れて溶かしました。名物の鏡平小屋のよりおいしかった、と言ったらしかられるかな。
○ 鏡平小屋で、「今日は86歳の人を親孝行で一緒に登ってきました。」というとびっくりしてねぎらいの言葉をかけてくれた。この人もおもしろい人だった。受付がすむと、
「ハーイ! みんな揃ったかいなァ、行くでェ。」
「ハーイ、揃いましたァ。」 私たち5人。
「ストックは、まとめてここに下げる。下げたな。次行くでェ。」「ハーイ」
「トイレはここ、乾燥室はここ。良し、分かったら次。」 と2階の部屋へ。2組の夫婦の先客には、「よろしくなァ。」
満員時には、1つの布団に2人寝るであろう、枕が2つずつ置いてある。
「今日はお父さんのために、お客さんが増えても誰も入れないので、ゆっくり休んでなァ。」 と出ていかれた。おかげでゆっくり手足を伸ばし寝れましたが、うなされたり・わめいたりの寝言で目が覚めたそうな。もちろん本人はまったく感知しないことでありますが。ごめんな。
○ 天気に恵まれ、人の優しさに触れた5日間。苦しい登りに潤いをもらっ た高山植物、アルプスの峰々の雄大な眺め。360度の中心点に自分がいる現実。
?も?も、お互いに思いやりの気持ちで登る、からつ労山。最終日に新穂高温泉で合わせたみんなの顔には、初日の不安げさはなくなり、笑みに変わっていた。コース時間をゆっくりとっていただいたおかげで、気持ちにゆとりができ楽しみました。ありがとうございました。
7/30 A班、B班これよりお別れ。8/2新穂高温泉で会いましょう。
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